薄毛や抜け毛の原因に対する青汁の効果
青汁が薄毛や抜け毛に良いと言われている理由は、髪の健康に良い成分がたっぷりと含まれているからです。
薄毛や抜け毛の大きな原因は、以下の5つです。
この中の(2)〜(5)は青汁の成分による効果がみられます。このことから青汁は薄毛の改善や育毛に効果があると言えます。
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青汁に含まれる髪の毛に良い成分
薄毛や育毛に効果が期待できる青汁は、「大麦若葉・明日葉・ケール・桑の葉」が原料とされているものがよいです。これらの原料には、髪の毛や育毛に良い成分が含まれています。
<大麦若葉・明日葉・ケール・桑の葉に含まれる髪の毛に良い成分一覧>
ビタミンB群 | ビタミンB群とはビタミンB1・B2・ナイアシン・パントテン酸・ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸・ビオチンの8種類のことをいいます。これらはそれぞれを助け合いながら脳・神経・皮膚を健康に保ちます。このなかのビタミンB12以外のものは青汁に含まれています。 |
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ビタミンC | ビタミンCには美肌効果があります。美肌といえば顔などを思い浮かべがちですが、頭皮にも関係しています。頭皮が美しく保たれていると健康な髪の毛が生える環境が整います。
ほかにもビタミンCには薄毛の原因であるストレスをやわらげるはたらきもあります。 |
βカロテン | βカロテンのもとの栄養素でもあるビタミンAには皮膚の健康維持に大きな関わりがあります。特に皮膚の新陳代謝を高める作用があるので、常に新しい健康な頭皮に生まれ変わることができます。 |
亜鉛 | 亜鉛は代謝を助けるはたらきがあります。これにより頭皮や毛髪の生まれ変わりを促します。また、抜け毛を防ぐといううれしい効果もあります。亜鉛が髪の毛の成分でもあるタンパク質の合成をサポートしているからです。 |
食物繊維 | 食物繊維には血液をサラサラにするはたらきがあります。このおかげで体内の血流がよくなります。血流がよくなることにより体の隅々まで栄養が行き渡り、髪の毛の先までもきちんと栄養が届くようになります。このことから、健康な髪の毛が育つ育毛の効果が期待されています。 |
メラトニン | メラトニンには神経をととのえるはたらきがあり、薄毛の原因であるストレスを軽減させることができます。 |
クマリン | 抗酸化物質のポリフェノールの一種です。クマリンには血流を改善する働きがあります。食物繊維と同じく髪の毛の先まできちんと栄養を届けてくれ、健康な髪の毛を育てる育毛の効果が期待されます。 |
大麦若葉・明日葉・ケール・桑の葉の青汁にはこんなにも薄毛・育毛に効果のある成分がたくさん含まれています。しかしこれらは青汁だけに含まれているわけではありません。薄毛の原因としてあげられている食生活ですが、野菜や果物などを普段の食事でバランスよく摂取し、これらの栄養を意識して摂ることにより更なる効果が期待できます。
基本は食事から、青汁は補助として考えるとよいでしょう。
薄毛や育毛に良い青汁の効果を最大限に引き出すレシピ
薄毛や育毛に良い青汁のレシピとしてのおすすめは豆乳を使ったレシピです。
青汁だけでは髪の毛に必要なたんぱく質を十分に摂取することができません。そして同じたんぱく質でも動物性たんぱく質を摂取するとどうしても脂質も多く摂取してしまいます。
脂質を多く摂りすぎると、血流を悪くし毛穴が詰まる原因となるので薄毛の人にはあまりおすすめできません。しかし植物性タンパク質である豆乳だとその心配はありません。
また、豆乳に含まれている大豆イソフラボンは毛の細胞の成長を促すともいわれています。
豆乳を使った青汁レシピ
青汁の豆乳割り
材料
青汁・・・1杯分
豆乳・・・適量
根菜の豆乳グリーンシチュー
画像はイメージです
材料
れんこんなどの根菜類・・・50g
鶏肉など・・・80g
クリームシチューの素・・・記載された量
豆乳・・・記載された牛乳に置き換えた量
青汁粉末・・・1袋〜2袋
根菜のクリームシチューを作る要領で牛乳→豆乳に置き換え、最後の仕上げにお湯で少し溶いた青汁粉末を入れるとグリーンシチューが出来上がります。根菜の食物繊維も一緒に摂れるのでおすすめです。
薄毛や抜け毛が悪化する食べ物や食生活にも気を付ける
急に抜け毛や薄毛が進行してきたという方は、普段の生活習慣の蓄積が原因ということも考えられます。抜け毛や薄毛の進行を招く恐れのある食生活や生活習慣を改善することで、予防・対策することが期待できますので参考にしてください。
悪化する食べ物
動物性脂肪の多いもの
皮脂が過剰に分泌され、頭皮の皮脂が汚れを吸い込むため毛穴が詰まります。毛穴が詰まると抜け毛の原因となります。
塩分の多いもの
塩分を摂りすぎると血流が悪くなり頭皮へ血液が回りにくくなります。
糖分の多いもの
糖分を多く摂りすぎると皮脂が多くなりフケの原因となり。これを放置すると抜け毛の原因になります。
刺激物
刺激物は血行を良くしますが、よくなりすぎて汗を良くかいてしまいます。汗をかきすぎると頭皮が詰まる原因となってしまいます。汗をかいたら放置せずこまめに拭いたり、洗髪するようにしましょう。
アルコール
アルコールを摂取しすぎると肝臓に負担がかかり、たんぱく質を作る妨げになります。またアルコールの分解に使われるアミノ酸が髪の毛にまでまわってこなくなり、髪の毛の栄養が不足してしまいます。
やってはいけない食生活
寝る直前に食事をする
夜10時〜2時の間に成長ホルモンが分泌されます。これは子供だけのものではなく、大人になっても分泌されています。髪の毛だけでなく新陳代謝など、体のいろいろな部分が成長しています。しかし、この時間帯の直前に食事をして寝てしまうと、消化器官に血液が集中してしまい、せっかくの成長ホルモンがあまり分泌されなくなってしまいます。せっかくの成長ホルモンを有効に使うために寝る2時間前までには食事を済ませ、夜10時〜2時の間にできるだけ睡眠を摂るようにしましょう。
食べ過ぎ
食べ過ぎると太ってしまいます。太るということは血管が脂肪に圧迫され血流が悪くなります。そうなると体の端まで血液が届かなくなってしまいます。髪の毛は体の一番端に存在します。ここまで血液が届かなくなると髪の毛に栄養が届かなくなってしまいます。抜け毛を防ぎ、育毛を望む場合は髪の毛だけでなく体全体の健康も考えなくてはなりません。
外食が多くなる
外食で食べるものといえば、上にあげた<悪化する食べ物>を選ぶことが多くなると思います。週1回程度ならまだしも、料理が苦手だからと毎日外食で済ませていると髪の毛に悪影響しかありません。どうしても付き合いで外食が多い人は、家ではなるべく自炊をしたり、青汁を利用したりして外食の回数をなるべく減らす努力をしましょう。
青汁も食生活習慣も継続することで薄毛や抜け毛を改善する
髪の成長にはヘアサイクルというものが存在する為、薄毛や抜け毛改善には継続が大切です。
髪は1日で0.3〜0.5mm、1ヶ月で約1.2cm、1年では15cm伸びると言われています。しかし髪の毛は永遠に伸び続けるわけではありません。一定の器官伸び続けると自然と抜け落ちます。この抜け落ちた部分からまた新たに新しい髪の毛が生えてくる・・・という繰り返しなのです。1本の髪の毛が成長し、抜け落ちるまでの周期を「ヘアサイクル」とよび平均して5年ほどの期間になります。
髪の毛は平均して約10万本生えていると言われています。
そのなかで1日の平均して約50本の髪の毛が抜け落ち、髪の毛が生え変わるのに約2000日かかると言われています。ということは薄毛改善や育毛を目的としていろいろなことを試したとしても、すぐには結果が表れないということになります。
1ヶ月青汁を飲んだから、食生活を見直したからといってもまだ全体の1.5%の髪の毛しか生え変わっていません。たった1.5%では劇的な変化が出るわけないですよね。
この長いヘアサイクルと共にすべての髪の毛の生え代わりまでずっと継続しないと意味がないのです。効果がないと投げやりにならずに、地道に継続することが大切なのです。
まとめ
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