青汁で対策できるむくみの種類と原因一覧
青汁はむくみ対策に良いと言われていますが、むくみの症状にも種類があり、青汁で対策できる症状と対策できない症状があります。
一過性のむくみ
症状 | 仕事をしていて夕方になると足がむくむ。生理前や妊娠中に足がむくむ。アルコールや塩分の多いものを摂取した翌日むくむ、など。 |
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原因 | 血の巡りが悪くなり、体の細胞など、血管の外側に余分な水分がたまることが原因 |
病気や薬が原因のむくみ
症状 | 顔や手足がむくむ。むくんだ足を指で押さえるとへこみができてなかなか戻らない。 |
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原因 | 腎臓疾患や心疾患、内分泌疾患。ホルモン剤などの副作用。 |
突発性浮腫(ふしゅ)
症状 | 手足だけでなく、顔や腹部が周期的にむくむことが特徴。20〜50代女性に多くみられる。 |
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原因 | 原因不明。ストレスによるものともいわれている。利尿剤によって解消されることもある。 |
これらのむくみの中で青汁を使って対策できるのは、「一過性のむくみ」になります。それ以外の「病気や薬が原因のむくみ」や「突発性浮腫」は、医師や薬剤師に相談してください。
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青汁がむくみ対策に良いと言われている理由
青汁がむくみ対策に効果的だと言われている一番の理由は「カリウム」を多く含んでいるからです。カリウムはミネラルの一種で野菜などに多く含まれています。
青汁はカリウムを多く含むケールや明日葉、大麦若葉などを主原料としているので、飲むだけで豊富なカリウムを摂取することができるのです。
現代人の塩分過多の食生活にも良い
このカリウムには細胞内外の水分調整を行い、体内に過剰に摂取されたナトリウムを排泄するはたらきがあります。ナトリウムとは、普段の食事に含まれている食塩のことです。食塩は一過性のむくみの原因のひとつです。塩分を多く摂りすぎると、体内の食塩濃度を調節しようと水分を取り込みすぎてしまい、むくみとなって体にあらわれるのです。
デスクワークや立ち仕事にも良い働きをする
また塩分の多い食事を摂ったわけでなくても、デスクワークや立ち仕事をしていて夕方に足がパンパンにむくんでしまう人がいると思います。こういったむくみにも青汁が役立ちます。青汁には血液をサラサラにする成分があります。これもカリウムのはたらきです。
夕方にむくむ、というのは座りっぱなしや立ちっぱなしなど長時間同じ体勢でいることにより血の巡りが悪くなり、老廃物などがたまってしまうことにより起こります。しかし青汁の血液をサラサラにする成分のおかげで血液のめぐりがよくなり、むくみも解消されるのです。
青汁はカリウム以外にもむくみ対策成分が豊富に摂れるのも良い
カリウムをはじめ、青汁にはむくみ対策に良い成分がたくさん含まれています。
カリウム | ミネラルの一種。野菜に豊富に含まれています。体内の過剰に摂取されたナトリウムの濃度を調節し、余分なナトリウムを排泄します。そのほか、血液のめぐりを良くすることにより、老廃物の排泄を促進します。 |
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食物繊維 | 便秘の改善により、老廃物の排泄を促進します。 |
カルコン | ポリフェノールの一種。カリウムと同じように、血液をサラサラにして老廃物を排泄するはたらきがあります。青汁原料として有名な「明日葉」特有の成分なので、カルコンの効果を得たい場合は明日葉を含む青汁を選ぶようにしましょう。 |
それぞれ食事の中で取ろうとすると大変ですが、青汁を飲むとこれらの栄養を手軽に一度で摂ることができるのでおすすめです。
むくみ対策には明日葉が主成分の青汁が良い
むくみ対策に良い青汁はやはり「明日葉」が主成分の青汁でしょう。むくみの対策に効果的な成分「カルコン」は明日葉特有の成分なので、明日葉が主原料の青汁に多く含まれています。同時に「カリウム」「食物繊維」の量も重要です。
そのため、飲みやすさばかり追求されている青汁では効果がありません。せっかく飲んでもカリウムや食物繊維の量が少ないかもしれません。選ぶ際はかならず成分を確認してくださいね。
むくみ対策に良い青汁の飲み方とタイミング
むくみ対策のための青汁の飲み方ですは、食事の前か食事中がおすすめです。
理由として、ご飯などを食べると体の中の消化器官が動き出します。食事中は活発に動いているので、飲んだ青汁が早く吸収されるという利点があります。
また、むくみは水分をたくさんとるとよいと言われています。むくんでいる状態は体内の水分が少ないため、体が水分をこれ以上外に出さないようにしようと細胞に水を溜め込んだ状態なのです。
むくみを解消するためには1日2〜3リットルの水を飲むとよいと言われています。このすべてを青汁で補うと摂りすぎる場合もあるので、青汁を極薄めに作り、1日1リットルほどの青汁を飲むという方法もおすすめです。
青汁を飲むことが苦手な人は、ヨーグルトやシチューなど食事に混ぜてもおいしくいただけます。青汁のアレンジの幅は無限大です。ぜひあなたが続けられる、お気に入りの方法を探してみてください。
青汁と同時にむくみ対策ですべき生活習慣
ただ青汁を飲むだけでなく、生活習慣も気を付けることによりさらなる効果を期待できます。むくみ対策で気を付けるべき生活習慣をあげてみました。
運動、マッサージ
普段からよく体を動かすことにより、血の巡りをよくします。激しい運動は必要ありませんが、体に適度な負荷をかけることが大切です。ほかにもお風呂上がりなどにマッサージをすることも大切です。特に、リンパを流すようにマッサージすることにより老廃物がたまるのを防げます。強い力はいらないので、優しく流すようにするとよいでしょう。
デスクワークなど一日中座ったままの人は意識をして2〜3時間おきに足のマッサージをするとよいでしょう。少しの刺激でもたまった血液が流れやすくなります。
生活環境の改善
血の巡りが悪くなりおこるむくみは、体の冷えを併発させます。体を温めることにより血の巡りがよくなります。夏だからといってクーラーで冷えすぎた部屋にいるとむくみは良くなりません。ほかにも冷たい飲み物を飲みすぎない、入浴をシャワーですませないなど体を冷やさないことによりむくみ対策にもつながります。
ほかにも自律神経が乱れるとむくみを促進すると言われています。しっかり睡眠をとり、疲れやストレスをためないようにすることも大切です。
食生活の改善
生きていくうえで欠かせない食事ですが、食事を改善することによりむくみが解消される人も多くいるようです。むくみを改善したい人が控えたい成分は「塩分」です。もちろん、適度な塩分は必要です。しかし過剰な塩分は、体内の塩分濃度を下げるためにどんどん水分を取り込んでしまいます。塩分が適量だとこういうことは起こりません。
今、塩分量の多い生活をしている人がいきなり塩分を減らすというのは難しいかもしれません。今まで麺類の汁ものを飲んでいた人は、半分以上残す。飲み会の機会が多い人はおつまみの種類を塩分が少ないものを選ぶ。自炊する人は塩以外にうまみが出る食材や香辛料を活用して、塩の量を減らしてみる。など徐々に塩分の少ない食生活に慣れていくことが必要です。
塩分の過剰摂取はむくみだけでなく高血圧の原因にもなるので、現在塩分の過剰摂取が原因でのむくみに悩む人は早めに改善したほうがよいでしょう。
まとめ
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