ユーザーさんからの質問:大正製薬の青汁の効果について教えてください
糖値が気になるため、日頃の対策として大正製薬のヘルスマネージ大麦若葉青汁を検討しております。糖の吸収が気になる方への有用性やよい飲み方を教えてください
【資格】
管理栄養士免許
栄養教諭一種免許状
臨床栄養師
家庭料理技能検定2級
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【現在の活動内容】
管理栄養士として特定保健指導業務を担当。食べ過ぎで脂肪が気になる方へ生活改善を促すお仕事。食事だけでなく、生活リズム全般に関する指導を行っている。
ヘルスマネージ大麦若葉青汁の2種類の違いと主な働き
ヘルスマネージ大麦若葉青汁には2種類あり、難消化性デキストリン配合タイプとキトサン配合タイプがあるようです。
まずキトサンと難消化性デキストリンが配合されてことが何によいのか教えて頂けたらと思います。
キトサンは、コレステロール対策やめぐりサポートによいと報告されています。
また、難消化性デキストリンは糖の吸収やポッコリが気になる方に役立つ可能性があります。
素人目でみると両方とも似たような効果ですね。ひとつずつ詳しく教えてください。
キトサンはコレステロールの吸収を抑制サポートをする
はい。まずキトサンは、食物繊維の一つです。エビ・カニ・キノコなどから抽出することができ、厚生労働省も食品添加物として食品に入れても問題ないと認定しています。
・食物繊維はおなかを動きにアプローチして出のサポートをします。
・なかでのコレステロールの吸収を抑制サポートし分解サポートするため、コレステロール対策に役立ちます。
・肝臓に脂肪を蓄積しにくくするという報告もあり、健康維持に役立ちます。
キトサンって食物繊維なんですね。コレステロールの吸収をケアする働きがあるのか。
はい。しかし、ヒトでの有効性については、国立健康・栄養研究所では信頼できる十分なデータがないとしています。効果があったという研究結果も、効果がなかったという結果もどちらもあるからです。
なるほどヒトによっては効果がはっきりしないということかな。
そうとも言えますね!
これらの結果を総合的に判断する分析法で分析したところ、低下する可能性があるとされていますので、キトサンが全く効果がないわけではないと思います。
ただ、薬ではないので誰もが良くなるわけではないということは知っておいていただきたいです。
確かにキトサンってエビ・カニなどから抽出する食品ですもんね。薬のように100%の効果が発揮するということではないということですね。
もうひとつの難消化性デキストリンはどうですか?
難消化性デキストリンは血糖値の上昇の抑制サポートをする
難消化性デキストリンもキトサンと同じく食物繊維の一つで、食品添加物として認められています。
・水溶性食物繊維なので、大腸内で善玉菌のエサになります。
・糖分の吸収の抑制サポートをするので急上昇のおだやかになる可能性があります。また、糖の吸収によるポッチャリ対策にも繋がります。
こちらはヒトでの研究でも1回あたり4g以上を食事とともに摂取すれば効果があることが分かっています。
難消化性デキストリンってスタイルが気になる方にも嬉しい働きをするんですね!
ヘルスマネージ大麦若葉青汁2種類の適切な選び方
ヘルスマネージ大麦若葉青汁を選び方の切り分けとしてどのようなことが気になる方にどちらを選んだらよいでしょうか。
簡単にいうと、キトサン配合はコレステロールが気になる方に、難消化性デキストリン配合は糖の吸収が気になる方に使い分けをすることがお勧めです。
血糖値よりもLDLコレステロールや血圧の方が気になるという方はキトサン配合で、特に糖の吸収をおだやかにしたいという方は難消化性デキストリン配合がいいですよ。
コレステロールや糖値対策のためのヘルスマネージ大麦若葉青汁の良い飲み方は?
それぞれの状態が気になる方にヘルスマネージ大麦若葉青汁の良い飲み方があれば教えてください。
ヘルスマネージ大麦若葉青汁のキトサン配合は、高齢者が飲む場合は骨の健康のためにレモン水も一緒に飲むことをお勧めします。
レモン水?ビタミンCということですか?
はい。
実はキトサンは長期的な摂取によってカルシウムの排泄を促進する可能性があるという研究結果があります。特に閉経後の女性や高齢者はただでさえ骨が弱くなっていきやすいので、キトサンを長期的に摂取すると骨折のリスクが高まる可能性があるともいわれています。
キトサンを長期的に飲むとカルシウムは排出されるリスクがあるということか。ビタミンCはその対策ということですね!
ビタミンCはカルシウム排泄を抑制することによって、骨の健康をサポートしてくれるビタミンです。そのビタミンCが多いレモンやオレンジなどの果汁、もしくは果物そのものと一緒に摂取すると安心です。
ヘルスマネージ大麦若葉青汁にレモンをそのまま絞ったほうがよいでは?
青汁の割材として使用してもいいのですが、ホームページに「牛乳やジュース、その他の飲料などに溶かしたり、料理に混ぜると渋味を感じることがありますのでお控えください。」と記載がありますし、抹茶を原料に使用するなど美味しく飲めるよう工夫もされているので、止めた方が良さそうです。
そっか。レモンを直接入れると風味を損なう恐れがあるということか。キトサンとビタミンC。覚えておいたほうがよいですね!
ヘルスマネージ大麦若葉青汁の難消化性デキストリンのよい飲み方
難消化性デキストリン配合の青汁を飲む際には、ごはんと一緒に摂取することが一番大切です。食事中に含まれる糖分や脂肪の吸収を穏やかにする働きが期待できます。
食事中に飲んだほうがよい。メモですね!
他にありますか?
ヘルスマネージ大麦若葉青汁の難消化性デキストリン1日の摂取目安は記載がありませんが、野菜を食べられない食事の時には摂取するといいですよ。
ただ、体質によってはお腹の不調に繋がる可能性があるので、初めのうちは少しずつ様子を見ながら飲むことをお勧めします。
野菜が摂れないときの食物繊維の補給ということか。なるほど。飲み過ぎはお腹が不調になる場合があるということなのでそこは注意ですね。
難消化性デキストリン配合の大正製薬の大麦若葉の青汁
大正製薬の青汁は、トウモロコシのデンプン由来の水溶性食物繊維である難消化性デキストリンが配合されています。
難消化性デキストリンは、糖の吸収を穏やかにする働きがあるため、糖値の上昇が気になる方に役立つことが期待できる青汁です。
キトサン配合の大正製薬の大麦若葉の青汁
キトサン配合タイプの大正製薬の青汁は、コレステロールの対策に良い働きが期待できるといわれているトクホの青汁です。
カニの殻由来のキチンという物質を加工して作られた不溶性食物繊維で、朝のポッコリが気になる方にも役立つこと可能性があります。
ヘルスマネージ大麦若葉青汁のまとめ
ヘルスマネージ大麦若葉青汁は、トクホの商品です。消費者庁が特定の健康効果が期待できると表示してもいい、と許可しているので、ある程度の健康効果は期待できる商品です。
また、大正製薬さんが実際に商品を使用して効果の有無を実験しているので、正しく飲めば記載されている効果を得ることができると考えて良いと思います。
ただ、これを飲んだからといって過信して暴飲暴食をしてしまえば、それはやっぱり意味がなくなってしまうので、毎日の食習慣も少しずつ良くしていくことが大切ですよ。
ご自身の気になる検査値、状態に合わせて選択をして、しばらく続けて飲んでみて効果を確かめてみてくださいね
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