【資格】
管理栄養士免許
栄養教諭一種免許状
臨床栄養師
家庭料理技能検定2級
Read more ▼
【現在の活動内容】
管理栄養士として特定保健指導業務を担当。食べ過ぎで脂肪が気になる方へ生活改善を促すお仕事。食事だけでなく、生活リズム全般に関する指導を行っている。
ケールや大麦若葉だけの青汁なら健康被害のリスクは少ない
ケールや大麦若葉だけの青汁を飲んで、荒れなどのトラブルや・気分が悪くなるなどの症状を発症するリスクは低いと考えます。
ただ、ぶつぶつやかゆさなどの症状は、何が原因かがはっきりと分からないものも多くあります。例えば普段なら食べても何も問題がないものを、運動後やストレスを感じるときに食べあわせが合わずに症状が発症することもあります。
その日の体調やホルモンバランスも関係しているケースも考えられるため、青汁を飲んで不調を感じる場合、どの成分が原因となっているのかはっきり分からないことが殆どです。
また、ほかの健康食品や食事にも当てはまることですが、同じものを毎日繰り返し飲むうちに何らかのカラダに不快感なども発症してしまうという可能性もあります。
緑葉野菜だけの青汁に健康被害のリスクは低いけど、体調によってはかゆさやぶつぶつなどの症状がでることがあるのか。
睡眠不足が続いたり、女性特有のホルモンバランスの乱れや妊娠中などもそうですね。
その場合は青汁を飲むのをやめて様子をみてみましょう。
あとはフルーツや機能性成分を含む青汁も不調の原因になる場合もあります。
フルーツ青汁は不調を発症するリスクがたかい
青汁で、ムズムズなどの不快感を発症するリスクがたかいのは、果物(フルーツ粉末)だと思います。
特にフルーツ青汁には、美味しくするために果物を入れているメーカーがおおくあります。
りんご、バナナ、もも、キウイなどは、口にすると不快感を発症する方も多いと思います。このことからフルーツ青汁で不調を感じる場合は、一時飲むこと休止して医師の相談の上、続けるようにしたほうが良いと考えます。フルーツで不調が出やすい方は購入前に成分表示を確認するようにしてください。
そのほか機能性成分を配合した青汁も不調を招くリスクがある
フルーツ青汁のほか、ゼリータイプの青汁もゼラチン(牛や豚肉のエキス)による不調になる可能性がありますし、コレステロール対策で人気のキトサン配合の青汁はエビやカニのエキスが入っている可能性があり、過去にこれらの食品が原因で不調になりやすい方は控えたほうがよい場合もあります。
果物や甲殻類が不調の原因となる場合もおおいのか。
わたしの友人もキウイを食べると違和感がでると言ってました!
果物が苦手な方はフルーツ系の青汁は控えたほうがよいですね。
化学物質過敏症の方は添加物の製品を控えること
他に不調の原因となる成分としては添加物です。
青汁に含まれる添加物のなかで蕁麻疹などを発症する原因になるのは、ごくまれに入っている色素や防腐剤くらいですが、化学物質過敏症の方は人工添加物が体の不調の原因になる可能性があります。
添加物に過敏な体質の方もいらっしゃるのですね。
その場合は添加物を配合していない野菜だけ使用した青汁を選ぶことが望ましいということか。
栄養補助食品による不調の症状は誰でも発症する可能性がある
ぶつぶつなどの不調の症状は、過去にそのようなことを感じたことがない方でも、体調や食べ合わせによって突然、発症する可能性はあります。
とくに初めて青汁を飲んで、からだの不調を感じた場合は飲むのを止めてすぐに医師へ相談するようにしてください。
青汁の種類や飲み方によってはギュルギュルしたりや気分が優れなくなる可能性もある
食物繊維を多く含有する青汁を摂りすぎた場合は、お腹がゆるくなる可能性があるため、その場合は量を減らしてみて様子をみるようにしましょう。
さらに、青汁の味が合わず気分がすぐれなかったり、化学物質過敏症の方は人工添加物によってイライラやズキズキを発症するするリスクもあります。
なるほど。
青汁には食物繊維を添加している商品もおおいから、食事と両方で摂りすぎる、お腹がゆるくなることもあるんですね。
そうですね。
なんでもそうですが飲みすぎ・摂りすぎはよくないので用量の範囲内で栄養補給を心掛けるようにしましょう。
健康食品で不調を感じたらすぐに止めること
青汁などの健康食品を飲んでブツブツや気分が悪くなるなどの症状を感じた場合はすぐに飲むことはやめることです。
消費者庁もリーフレットにて「体調が良くなる過程で一時的に体調が悪くなるような症状は、健康食品では起こらないとされている」と注意を呼び掛けています。
青汁だけでなく他の健康食品を飲んで体調がおかしくなったり不快な症状が出た場合にはすぐに使用を中止してくださいね。
健康被害などの不快な症状を起こさない青汁を選ぶためには原材料の確認をする
健康被害や不快な症状リスクを低くするために青汁の原材料名欄をしっかりと見ることです。
ご自身が苦手とする原料や野菜などが使用されていないかなど、しっかりと確認してから購入してください。
そして次に、いきなり定期購入コースに申し込まないことです。
特に青汁を初めての飲む方は味も含めて検討する必要があります。まずは味覚や体との相性の確認のためにも、お試し価格がある青汁を購入することをお勧めします。
そして、青汁は毎日飲む方も多いと思うので、添加物が多いものはできるだけ避けるのが無難です。
商品ごとの用量や作り方もしっかりと確認して守ることが重要です。
なるほど。
お試しがあると青汁の味も気軽に選ぶことができますよね!
薬を服用中の方は医師に確認してから青汁を飲むこと
病気などで、服薬中の方は青汁を飲み始める前に原材料名や成分の分かるものを医師に見せ、相談をしてから飲み始めるようにしてください。
薬によっては青汁を飲んではいけないものもあります。
特に健康食品を日頃から多数使用されている方は、相互作用などがないか、摂りすぎている成分がないかなどをしっかり確認し、何をどのくらい摂っているのかを分かるようにしておくと、おかしいなと思う症状が出た時に原因をつかみやすくなります。
心配な方は薬を服用中は控えるなどもよいかもしれませんね。
そうですね。
特にワーファリンというお薬を服用している方はビタミンKをおおく含有する青汁は飲まないようにと言われています。
最後に青汁の健康被害や不快な症状などのリスクを心配している方にアドバイスをお願いいたします。
基本的に青汁は野菜を粉々にしたり絞ったりしただけのものなので、ふつうは健康被害など不調がでるものではありません。
ただ、青汁を飲んでぶつぶつやズキズキなどの症状が出たという報告も実際にはあるので、リスクが心配な方はそういった症状が出にくい、できるだけ原材料がシンプルなものを選ぶようにしてみてくださいね。
シンプルな青汁ほど飲みにくいものです。
その場合は豆乳や牛乳で割るなど美味しくなるようにご自身でアレンジしていただくのが一番だと思います。
青汁を美味しく飲む方法は以下ページに書いております。
【保存版】青汁の飲み方・美容や健康に応用する効果的なアレンジ法
また、青汁を飲んで何らかの症状が出た方は、無理して飲むのは悪化させる可能性があるので絶対に止めましょう。
ご自身で安心できる状況を作っていくことをお勧めします。
このページを読まれている方は以下の関連ページも合わせて読んでいます
当サイトで人気のコンテンツは以下です